すっかりご無沙汰してしまいました。
気づけば、今年ももう残りわずか。
2週間後には元旦を迎えます。
スキマ時間にサクッと記事が書けるよう、使い勝手の良いブログサイトに変更したのになぁー。
さて、カッツ夫の認知機能に変化を感じたのはコロナ禍になる前、あれから3年は経つでしょうか。
体調を崩して急遽入院となった時の言動から違和感を感じ、お医者様の勧めもあって後日改めて検査の運びとなりました。
でもねぇ、ここでまたカッツが余計なことを。
検査日の朝、質疑応答の練習を猛烈にしているわけです。
間違えたらまた最初から。
何度何度も執拗に繰り返す。
まだ私の方が優しいですわよ。笑
そうして挑んだ決戦の13時。
今日は何日?から始まって昨日の夜ご飯のメニューは?今朝何時に起きましたか?天気は?といった質問にカッツ夫は見事全問正解。
さらに、7+7は?それにまた7を足したら?さらに7を足すと?というテストがありました。
カッツ夫は二十代の頃に珠算の先生をしておりまして、今でも頭の中にソロバンがあります。
「はい、もう結構です!」と苦笑しながら打ち切られるまで7の倍数を言い続けておりました。
結果、あまり心配なさらなくても、というお見立てだったのですが、薬を処方していただくことに。
あれから少しずつ少しずつゆっくりとスロープを降りるように、趣味を手放し、何でもないことが億劫になり、出来ることが減ってゆく日々。
それでも父は、"今を"懸命に生きています。
過去に立ちかえらず、未来にも想いを馳せない。
あるのは現在のみ、目の前にあることが全てなのです。
何度も繰り返される同じ質問に、病気だとは分かっていても「さっき言ったじゃない。」と応じてしまうこともありますが、そうじゃないんですよね。
私の返事が的外れなんです。
父に"さっき"は存在しないんですよね。
そんな父と、これからも楽しく笑って過ごせたらと思っています。
しょうがない、おせっかいのカッツも仲間に入れてあげるか。
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