ハワイで、または全世界的にもそうですが、各国で施行された渡航制限や外出禁止令により人々の移動が抑えられた影響で、自然環境の改善が見える形となっています。
報道によると、ハワイの沖合に位置する諸島群において、浜辺の岩などに生息する貝類のオピヒや絶滅危惧種に指定されているハワイアン・モンクシールの数が通常より増加しているとのこと。
これは、海で岩上を歩く人間の活動が激減したことにより海洋植物、生物の生態系が修復されたことを示しているといいます。
クムもハナウマ湾の水質がとても綺麗になったと言っていました。
自然保護区内のため、これまでにも各種の禁止事項を設けて厳格に管理されてきましたが、守るのも人間なら汚すのも人間。
文明の発達した私たちと自然との共存はとても難しい事です。
土地天然資源局は、今後もハワイの天然資源へのアクセス制限と環境改善について研究していくそうです。
また、ハワイは観光客受け入れに向けて準備を始めました。
州政府は、8月1日からハワイに到着する前72時間以内のウイルス検査で陰性となった旅行者は、14日間の自主隔離措置を免除すると発表。
この事前スクリーニング計画でコロナ感染者の急増を回避しつつ、ハワイ経済の主軸である観光業を再開したいとの意向です。
ホノルル市長は、「ハワイには約24万人の失業者がいる。観光客を受け入れない限り、以前のような雇用レベルに戻ることはない。私たちは、訪問者を歓迎する必要があります。」と述べています。
真っ暗闇の中に一筋の光が差し込んだように見えても、その光の下にたどり着くには多くの課題の山を越えなくてはなりません。
でも、心から応援したいと思います。
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