必要に迫られ意を決して実家へ。
もはや寛げる環境ではなく、家の中でも常にマスクを装着し、家族とのソーシャル・ディスタンスを保つのに必死です。
そんな中、陽が落ちてから素敵なサプライズが。
月下美人が咲きました。
数年前にも予定外に帰ったその日に花開くという幸運に恵まれましたが、2度目でもとても嬉しい。
「22時に満開を迎える」というカッツの謎の予言。
信じてはいないものの、釣られるように時計を見ながら再び対面してみると、濃厚な芳香を放ちながら艶やかに佇む姿に、すぐにはその場を離れられませんでした。
確かに、あの時が一番花の開きが大きく、香りも一段と強かったような…
恐るべしカッツ。
植物園などでは日中に開花を合わせるため、室内温度や光量などを調整し昼夜逆転の環境をセットして備えるそうです。
「儚い恋」とはよく言ったもの。
月下美人の花言葉の一つです。
翌朝にはこんな風に萎んでもう二度と開くことはありません。
カッツが何の躊躇もなくハサミで切り取り、燃えるゴミに出そうとしていたところを確保。
「水に挿したら少しはもつんじゃない?」
「やってみれば?ダメだと思うけどね、ハハン!」
共感することは一生無いので説得は諦め、せめてもの思いから私の手で袋に収めました。
本当に儚き命。
とにもかくにも両親が変わらず元気に過ごしている様子に心から安堵しました。
コロナに加え、長梅雨が明けた途端に酷暑の日々。
どこにも出かけられず、一気に足腰が弱くならないかと心配しています。
落ち着いたら一緒に散歩しようね。
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