こっちのオハナ

予定を入れない日曜日。
掃除に洗濯、食材を買って明日のカレーも仕込む。
夏野菜たっぷりの手羽元チキンカレーにしました。
お肉は別のフライパンで一度焼いてからお鍋に投入して煮込みます。
食べる頃には勝手に骨から外れるほど柔らかくホロホロに。
買い出しの途中に立ち寄ったお馴染みのお花屋さん。
「そうそう、ジンジャー入ってるよ。」と、おじさんが教えてくれました。
その季節にお店に並んでいると必ず買って帰るのですが、通年あるお花ではないので今季初。
何より、おじさんが覚えていてくれたことがとても嬉しかったな。
さらには「もう最後だから2本どうぞ。」って。
これはお仏壇ではなく自室に。笑
レイの花材が足りず、1日に何度も買いに走ったことがある救世主的な存在。
その後しばらくしてお店に行くと、「あの時、レイはちゃんと作れた?」と声をかけてくれたりしてとても優しいのです。
掃除の途中、後ろに写っている絵を落として額を割ってしまい落ち込んでいましたが、甘い芳香に包まれて今はとても幸せな気分。
おじさん、ありがとう。

意識せずとも大好きなこの香りがオートマティックに思い起こさせる風景があります。
2005年に出場したハワイでのフラ・コンペティション、屋外に設営された楽屋。
それはそれは暑くて、レイの鮮度を保つのにとても苦労しました。
テントの中いっぱいにジンジャーの香りが充満して、緊張と興奮と幸福感とで倒れそうだった。
あの時身に纏ったのはイエロージンジャー。
日本ではホワイトが主流なのか滅多に見かけませんね。

どこにも出かけなくても、ご近所のお花屋さんでハワイと繋がる喜び。
こっちの"オハナ"でね。

ALOHA NŌ♡

Kumu Hula Liki Tavete 率いる Hālau Nā Pua Mai Ka Lani Iāpana 東京校のブログです

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